いざ!小辺路へ

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小辺路
高野山から熊野本宮大社までを最短距離で結ぶ参詣道。
全長約70㎞。
累積標高は5000mを超える。

6月22日22時から、この小辺路に挑みます。

今回は小辺路の予習と対策編です。






なぜ熊野へ参るのか


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僕は「宗教」というくくりでみた場合、信仰心はかなり薄いです。
中世ヨーロッパだと悪魔崇拝者として処刑されていたかもしれません。
キリスト教がかつて魔女狩りなどを行い、徹底的に潰しにかかった悪魔崇拝とは、
「自然への信仰」です。

僕は自然への信仰、樹々や山々、水や岩に八百万の神々・精霊が宿るということに信仰心がある人間です。
なので自然への畏怖の念を抱いて生きています。
こういうと信仰心が凄くあるように思われますが、
簡単にいえば、「自然を大切にして生きよう!」みたいな感じです。

それで、日本は仏教と神道が神仏習合によってごちゃ混ぜになってしまって、
現代ではもうわけのわからないことになっていますね。

神道と習合をみせ始めたのが空海(弘法大師)が伝えた真言宗なんです。
密教は神道に似た部分があったためですね。(もちろん神仏習合の要因には政治的な背景など色々ありますが)
さらに役小角(えんのおづの)が切り開いた修験道も神道と密教の影響をうけたものです。

本地垂迹(ほんじすいじゃく)説というのをご存知でしょうか?
八百万の神々と仏は実は同じなんだよ~というものですね。
ここについて言及すると宗教戦争が勃発するのであまり書きませんが、
例えば「天照大神」は「大日如来」なんですよ~といったものです。

本地垂迹説が広まると、修験道や密教との関わりが強かった熊野は、
多くの方から信仰されるようになります。

熊野には3つの神社があって、「熊野三山」や「熊野三社権現」と呼ばれています。
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社です。

熊野本宮大社の主祭神は家津美御子大神(スサノオノミコト)。
スサノオといえば、イザナギ(父)に天界を追放されたり、
天照大神(姉)を天の岩戸に隠れさせた原因を作ったり、
ヤマタノオロチを倒したりと色々と話題に尽きない神様です。

そんなスサノオは本地垂迹では阿弥陀如来とされています。
速玉大社には薬師如来、那智大社には千手観音が主祭神として祀られています。

僕のような自然を信仰している人間も、
仏教を信仰している人も同じように参詣ができるのが熊野なんです。

これには大昔から人を惹きつける絶大なパワーがあるといえますね。

大昔の人たちは、京を起点に往復約600㎞、およそ1か月にわたる熊野詣を行っていたわけですから驚きです。








小辺路を走る


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熊野へ参る参詣道には「大辺路」、「中辺路」、「小辺路」とあるわけですが、
熊野への最短距離をつなぐ「小辺路」を今回は自分の脚で走っていくわけです。

1000m級の3つの峠を越えて、高野山から熊野本宮大社まで約70㎞。

最短距離を結んでいるので、険しい道であることは言うまでもありませんね。

小辺路はもともとは生活道路として拓かれていったようですが、
その生活道路を修験者たちが修験の道として利用し、
道として発展していったようです。

発展していったとはいえ、完全に険しい山道をいく小辺路はマイナーであることに変わりなく、
現代に入ってからは忘れ去られる寸前だったようです。

そして、高野龍神スカイラインの建設によって一部を失うなど、
貴重な古道はすでに失われていたりもします。


歴史的価値を大切にしない日本人のダメなところですね。
(ISが神殿を破壊している行為と等しい愚行ですね)

世界遺産には全長約70kmのうち、43.7㎞が資産登録されています。
これから先はいかに守っていくかが大切です。

大昔から修験道では山を走るということがされていて、
修験道の道を走るというのは日本人がもつトレイルランニングの原点なのかもしれません。

そんな小辺路では3つの峠を越えていきます。

伯母子峠(おばことうげ)
小辺路最高点の標高1220mを擁する峠。
大阪府の最高地点の金剛山の標高が1056mなので、その高さがわかって頂けるかと思います。
(関西のかたなら)
伯母子峠には弘法大師が檜の箸を捨てたら(←マナー違反です)、
そこから檜が生えたという伝説が残っています。

弘法大師が歩いた道には色々と伝説が残っていて、
弘法大師の凄さがわかりますね。

しかし、なぜ伯母子というのか、名前の由来が気になります。
ということでウィキペディア先生に聞いてみると、
「山名の由来は北側山麓の子ノ谷に住んでいた美貌の乳母に村の長者が子育てを頼んだことであるとされる」
伯母子岳より引用

なるほど。
伯母子岳は標高1,344m、日本200名山の1つです。
小辺路では山頂は通りませんが、余裕のある人はピークを踏んでみてもいいかもしれませんね。



三浦峠
標高1080m。
三浦口の標高は約350m。
そこから1080mまで登ります。
距離にして5.5㎞ですが、すでに33㎞ほど走ってきているので、
この峠を越えていくのもなかなか大変なはずです。

しかも、三浦峠は眺望も楽しめないようなので・・・。
古道の歴史を感じながら走ろうと思います。




果無峠(はてなしとうげ)
標高1114m。
紀伊半島の中央にある東西約18㎞に及ぶ果無山脈を横切るようにして古道がかかっています。
果無山脈を越えていく峠が果無峠。
小辺路最後の峠です。

この峠越えも恐ろしい。
十津川温泉で有名な昴の郷。
(大体、ここで1泊する方が多いです。)
昴の郷の標高が約150m(笑)。

そこから約1000m登るわけですから、こりゃ本当にしんどそうです。
いや、間違いなく辛いでしょう。


さらに、果無峠という名前の由来がまた不気味。
この峠には一本だたらという妖怪が、12月20日『果ての二十日』になると現れたそうです。
一本だたらは1つ目・一本足の妖怪で、道行く人を食べると恐れられていました。
「果ての二十日」には、一本だたらがでるので人通りが無くなるので、
果無という名前がついたともいわれています。

山がどこまでも続く様子から果無と名づけられたともいわれています。

ただ「果ての二十日」に一本だたらが現れるのは、
伯母ヶ峰山や熊野でも言い伝えられているみたいなので、
12月20日にはこの辺りの山には入らないようにしましょう!

というか、真冬のこの辺りはなかなか入っていけないかもしれませんね。

ちょっと不気味な果無峠を越えれば、
もう熊野本宮大社に着いたも同然でしょう!

参拝を済ませて、余裕があれば川湯温泉か湯の峰温泉につかり、
熊野本宮大社を16時45分(川湯温泉16:55/湯の峰温泉17:06)に出るバスに乗れれば、
無事に家まで帰ってこれます。


「よみがえりの地」熊野。
自分の脚で辿り着いた時には、きっと新しい自分になっているかな~。

秋のレース「OSJ氷ノ山山系トレイルレース」に向けて、頑張ります。





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よしだ りょう
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コレールオーナー/社会起業家/パーソナルトレーナー/文筆家/市民ランナー

1986年4月14日生まれ。
佛教大学社会福祉学部卒。
学生時代はアルトサックスを吹いていた音楽少年。
2014年8月、ダイエットのためにランニングを開始。
初めは30分も走れない状態からフルマラソン完走を目指す。
2015年3月1日、淀川寛平マラソンにて初マラソン完走&サブ4達成。
以後、大阪マラソンや奈良マラソン、トレイルランニングなど走る世界にどっぷりつかる。
身体をさらに引き締めるために2015年夏、グルテンフリーを始める。
グルテンフリーを始めてから、自分がグルテン不耐症だったと気づく。
小麦粉が含まれている加工食品を食べない食生活により、汗の嫌な臭いまでなくなる。
汗の臭いがなくなったのは加工食品に含まれる食品添加物を食べなくなったからだと気づく。
オーガニックフードにこだわり始め、食の大切さに加え「人間の身体は食べた物でできている」と痛感する。
外食をした時に何も食べられるものがなく、社会から取り残されたショックを味わう。
社会福祉、ランニング、グルテンフリー、オーガニックフードをひっくるめた事業を起こそうと、
2016年3月、ランナーズバル・コレールをならまちにオープンさせた。

【よしだ りょうは、食べると走るを通して、より豊かなライフスタイルを提供しています】
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