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【小辺路トレイルランニング】―好天・最後の峠・出会い―【出発の地への旅】④

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小辺路 全記録

6月22日22時スタート
6月23日14時30分ゴール

総走行距離:約67㎞

獲得標高:4500m

総移動時間:16時間30分

こけた回数:4回

滑った回数:数えきれないくらい(笑)

食べたもの
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米粉のポップオーバー(オリーブジャム入り)12個/玄米オニギリ(しそ・ゴマ入り)2個
バナナ2本/トルティージャ(スペイン風オムレツ)
NINJAENERGY/STINGER Organic Energy GEL/ワスプ・低GIアップルハニー
STINGER Gluten Free Organic Salted Caramel Waffle/ほうじ茶ソフトクリーム
飴と無智(黒糖塩飴)4個/フロールデサル(天然結晶海塩)数グラム


飲んだもの
エビアン 500ml/ソランデカブラス 1000ml
奥大山の天然水 1650ml/いろはす 1110ml
三十丁の水(湧水) 500ml
(全てミネラルウォーター)

装備品
シューズ:montrailカルドラド

バックパック:サロモン AGILE17

ウェア:asicsランニングシャツ/adidasランニング短パン/ラッシュガード/五本指ソックス/ランニングキャップ

レインウェア:onyoneメンズブレステックレインスーツ

ヘッデン:GENTOS HEAD WARS(200ルーメン)/LED LENSER(予備)


その他持ち物
現金/着替え/スポーツタオル*2/雪駄

使用マップ:世界遺産登山マップ・熊野参詣道小辺路
高野山~大股PDF地図 16.8㎞
大股~三浦口PDF地図 15.9㎞
三浦口~十津川温泉PDF地図 19.2㎞
十津川温泉~八木尾PDF地図 10.4㎞
八木尾~熊野本宮大社PDF地図 4.6㎞

参考ブログ・サイト
うさぎとかめ-のんびりアウトドアライフ-
まっつんパパの爆走”お外遊び‼
ヤマレコ


必要と思ったもの
緊急時用のロープとロープワークの知識/コンパス/エイドセット/テーピング

同行者
チェルさん&マコヤン

スペシャルサンクス
今ちゃん/大ちゃん/写真を撮ってくれた方々/SNSで応援してくれたみなさん






【十津川温泉~八木尾】09:20-13:10の巻
4十津川―八木尾_01


昴の郷にて


昴の郷に辿り着いたのは9時20分ごろ。
高野山を発ってから11時間。
夜と雨で予想以上の消耗をしていました。

14時半の到着目標時間まで若干の余裕があったので、
ここで長めの休憩をはさんで最後の峠越えに備えることに。

残り15㎞。
三浦峠を登る前までは寒くて、ここで温泉浸かって帰りたい!なんて思っていたが、
今や「暑い」(笑)。
あとほんの少し頑張るだけで、目的地・熊野本宮大社に辿り着ける。
ここでリタイアなんて考えはいつの間にやら消えていました。

しかし、マコヤンはどうするのか?
十津川から帰るには、バスになるしかありません。
奈良交通バス「ホテル昴」のバス停から近鉄大和八木駅(奈良県橿原市)へと向かうバスは1日に2本。
9:46発14:21着と11:59発16:34着の長旅。
(大和八木駅までの間に五條駅や御所駅にも止まります)

この時刻表を見ればバスで帰る気はすっかり失せてしまいます。

もう足もズルズルだというマコヤンでしたが、熊野本宮大社まで行くことを決意。
本当にカッコいい人です。

雨が降り続いていたらどうなっていたかわかりませんが、
空は明るさを増していって、もう雨に降られる心配はなさそうでした。

ここでレインウェアのズボンを脱いで、上着とともに袋に詰めて、
バックパックに収納。
12個持ってきたポップオーバーもここで完食。
バナナも食べつくして、残りの食糧はエナジージェルのワスプ・低GIアップルハニーと、
グルテンフリーワッフル(STINGER Gluten Free Organic Salted Caramel Waffle)、
飴と無智(黒糖塩飴)。

ゴールまでは空腹にならずに済みそう。

昴の郷には飲料の自販機とアイスクリームの自販機もありました。
ちょっとアイスクリームが食べたくなりましたが、
普段乳製品を食べていない僕は、お腹が痛くなる可能性があるのでここは我慢。



30分ほどの長めの休憩をのんびりとり、十分に回復。
あとは峠を1つ越えるのみ。

9時50分。
昴の郷を出発して、最後の峠に挑みました。






果ての無い峠


なんだかんだで残すところ峠はあと1つのみ。

なんだけど、果無峠は標高1114m、今いる昴の郷は200mほど・・・。
実は結構登ります。

昴の郷を出発したばかりの僕はそんなこと全く気にもしていない、
どこ吹く風とやらで、果無峠登山口へ向けて進んでいきます。

果無峠へはこんな吊り橋を渡ります。
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高所恐怖症のかたは注意!
僕は高所恐怖症ではありませんが、頼りないものに対しては慎重派(←チキン)
走らずに歩いて渡りました(´・ω・`)


吊り橋を渡ると果無峠登山口が。
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いざ、行かん!

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こんな感じの登りから始まり。

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石畳地獄へ。
熊野古道名物ですね。

見事にツルツル滑ります。

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でも、徐々に慣れてきて、これは滑る。こうしたら滑らない。というのがなんとなくわかってきます。
と、思ったら滑ったりするんですが(笑)、初めに比べれば随分とマシに。

「濡れた石畳をあまり滑らずに登り下りができる」という、
常人には無用な中途半端な特殊能力を身に着けれました。

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雨も止んでくれたので、写真が撮れる撮れる。
結構、登ったように思いますが、まだ序盤です。

レインウェアを脱いだ分、いくらかは身軽に。
それでも堪えるこの登り・・・。

苦しんでいると、突然に現れる天空の郷・果無集落。
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(振り返って撮った写真)

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超狭いところに住む鯉。
運動不足のせいか無茶苦茶デブ。

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洒落た水場。
がぶ飲みもOKです!

ここに住めば水道代はいりません。

民家にはおばあちゃんがいらっしゃって、軽く挨拶。
「素敵なところですね」と言うと、
「あぁ、そうですか。おおきに」って返してくれました。
ここに暮らすというのは、便利な暮らしに慣れた僕らからすれば、
そう簡単なことではないけれど、手間のある暮らしって素敵だと思います。

いつかは人里離れた場所で~なんて思いも巡りますね。

そして、ここはよく見る場所。
やっとこの地に立てました。
IMG_8020.jpg

ここで記念撮影を何枚か。
小辺路にはこういった石碑が全然ないので、記念撮影するならここで!
ちょっとテンションも上がります。

そして、石碑以上にここの景色は、心を綺麗にしてくれる雰囲気がありました。



石碑を過ぎると車道に出ます。

小辺路はどれ?

う~ん・・・道しるべがない。
真っすぐ進むと完全に民家の敷地内に突っ込んでいくし、
車道を左に進むのか、それとも右か、はたまた別の場所に道が?

で、地図を見てまっすぐ進んでみるとちゃんと道しるべがありました(笑)

ちょっと進んで見ればわかるのに、こういう時に立ち止まってしまう自分は
保守的な人間でダメだなぁと思う次第でありました。

小辺路では何度も他人の敷地と思われるところを横切るコースに出くわすのですが、
生まれてこのかたコース上に住んでいる人たちからすれば至極当然なのでしょうが、
今振り返ると本当におかしな光景だなと思います(笑)

ここを過ぎると果無集落は終わり、登山道に再び入ります。
しばらく急な登り坂をヘーコラ登っていきます。

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一切道を譲る気がないカエルがいたり。


IMG_8029.jpg
道を譲るのがどうも気が進まないヘビがいたり。


この急坂はなかなか賑やかでした。

急坂が終わると「天水田跡」が現れます。
かつては田んぼがあったところで、今はただのちょっと開けた原っぱ。
この先にある山口茶屋の主が、ここで雨水だけを頼りに稲作をしていたらしいです。
雨水だけで稲作とは信じられませんね。

ここからは眺望もよくて、これから越えていく果無山脈も見えます。
見えるだけに、あれを越えていくのかぁ~・・・(´・ω・)という気にもなりますので注意(笑)


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山を登れば素晴らしい景色を拝める。
この褒美があるから登るのはやめられないんですよね。
自然のもつ美しさを存分に満喫できると、しんどくてもまた登りたくなります。
そして、「この景色を他の人にも見てもらいたいな」と思います。

とはいえど、どこまで続いているのやら果てしない階段(←本当に果てしないと感じてしまいます)を登ります。

登っていくと徐々に顔を出してくる建物が。
おっ!
ついにピークかな?

道標を見ると、ここは観音堂。
淡い期待は軽く裏切られちゃいました。

湧水が物凄い勢いで流れ出ているので、給水だけして出発。
ピークまで残り1.1㎞。

もう少し。もう少し。
しかし、登りの1㎞は長い。
本当に長かった。

どうやら山頂みたい・・・

・・・ん?


おっ!



人だ!!

なんと果無峠のピークには驚いたことに(笑)が!!
しかも、2人も!!

これまで登山道では全く人に出会わなかったので、感動と驚きがありました。

年配の男性と若い女性の2人組。
「どちらまで行かれるんですか?」と聞くと、
「熊野本宮まで」と答える男性。

なぜか熊野側から来たと思ってしまった僕は、またビックリ。

このお2人も高野山から小辺路を歩いてきたらしく、
昴の郷で泊まられていたそうです。

走るのも大変ですが、歩くのも大変。
お2人にも道中色々とドラマがあったに違いありません。
お互いの装いを見れば、これまでの道程を感じ取れるような、
そんな感覚を覚える空気がありました。

ピークは木々が生い茂っていて眺望はありませんが、
涼しくて気持ちいい場所でした。

ここでようやく、旅立ってからぶりの3人での記念撮影。
なんせ人に出会ったのが初なので。
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ここで少しだけ休憩。
STINGER Gluten Free Organic Salted Caramel Waffleを食べました。
携行していた最後の食糧です。
きっとバキバキに砕けてしまっていると思いきや、全く割れてませんでした。
食べてみると、見た目とは違ってしっとりタイプ。
そして、今回買った補給食の中では一番おいしかったです。


さて、ここから八木尾まであとは下るのみ。
そしたらもうゴールは目の前!
間もなく正午。

目標のゴールタイムまで残り2時間半。
まずは八木尾バス停までの5.4㎞を下っていきます。






カウントダウンは三十三観音で


下るだけは下るだけなのですが、
ここからは急な下りが続いて、
階段状になった大きな石を飛び降りたり、
もうお決まりの滑る石畳を滑ったり、
楽ちんに走って下れる道ではありませんでした。

もう足の裏が痛い。
右足のカカトが靴擦れを起こしていて、これも痛い。

急な石段は落ちるように速いステップで駆け下りて、
なるべく細かいピッチで、接地時間を短く、
滑らないように、でも速く・・・そして、滑ってこけました(^▽^;)

しかも、この時は片手にペットボトルを持っていたので、
上手く転べなくて、手に擦り傷のプレゼント。

今までこけてなかったマコヤンもついに尻餅。
ここまでこけずにきた彼女はスゴイです。

誰も大きなケガはしなかったのですが、
雨の小辺路を行くときはこけた時の対策をしておいた方が身のためです。

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眼下には本宮町が見えます。

足の痛みやら、ツルツル滑る石や岩と格闘しながら下っていくのですが、
徐々に登山口の終わりが近づいてくるのがわかります。

果無峠の登山道には三十三観音像が、
熊野側から十津川側まで1番から順に33体、建てられています。

熊野に向かっていくと数字の若い観音像が現れるので、
それがまるでカウントダウン。

峠のピークに17番の観音像があり、
そこから16、15、14・・・と観音像が終わりが近づいているのを教えてくれます。

5・・・4・・・3・・・

いよいよ果無峠越えが終わり。
ここからはロードを走って、ゴールの熊野本宮大社に・・・。

トレイルの先に、民家が見えます。
コンクリートの地面が見えます。

これでついにトレイル終了。
みんなでハイタッチでお互いの健闘と自分自身の健闘を称えます。
IMG_8055.jpg

残り300mで八木尾バス停。
IMG_8057.jpg
民家の横を抜けて、この石の階段を下りれば八木尾バス停です。

ふ~・・・。

果無峠越え。
ラストもなかなかタフな峠越えでした。

あとはロードを4.6㎞。
時刻は13:10。
5㎞足らずを1時間20分。

熊野本宮大社に向けてのラストランの始まりです。



続く。







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コメント

No title

nopeさんこんにちは。
NHK-BSプレミアムで放送されている火野正平の日本縦断こころ旅。
詳しくは、http://www.nhk.or.jp/kokorotabi/index.html
今回のスタートは奈良県なのですが、1日目はなんと小辺路の”果無峠登山口にあるつり橋”でした。
http://www.nhk.or.jp/kokorotabi/route_2016autumn/20160927/index.html
土曜日のAM11:00から再放送があります。
よかったらどうぞ。

「限界に挑め!天空の超人たち~激走!日本アルプス・2016~」は見逃してしまいました(泣)

2016/09/29 (Thu) 11:01 | ま-さん #jYbOzkUY | URL | 編集

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